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単管足場で狭小地などには一側足場を設置して良い場合とは

単管足場を組むとき、通常は建地に前踏みと後踏みがある二側足場を設置しますが、狭小地など二側足場の設置が難しい場所ではブラケット一側足場の設置が可能です。

 

足場設置の計画を立てる際は設置場所に合った足場を組む必要があります。

この記事では二側足場と一側足場を設置する場合はどのような場合かについて解説します。

 

足場は基本的には二側足場を設置する

厚生労働省の「足場先行工法に関するガイドライン」では、「足場の種類」について、足場は二側足場とすること、ただし敷地が狭く二側足場の設置が困難な場合、ブラケット一側足場等にする事ができる、としています。

 

二側足場は建地に「前踏み」と「後踏み」の2本がある足場です。

前踏みとは2本のうち建物側の建地、一方後踏みとは建物から離れている方の建地のことを指します。

 

仮設工業会が定める「くさび緊結式足場の組立ておよび使用に関する技術基準」でも、足場は本足場とすること、ただし敷地が狭あいで本足場を設置するのが難しいケースではブラケット一側足場を設置することが可能、としています。

 

一側足場の注意点

一側足場を使用する場合、ほかの足場以上に安全管理と事故防止対策が必要です。

後踏みがなく前踏み部分しかないため、強度が弱く狭い場所に設置するので作業スペースを確保しにくいなど、ほかの足場よりも安全性が劣ります。

 

足場全体の強度が落ちるだけでなく、足場が高くなった場合、揺れを強く感じるため作業の際には注意が必要です。

 

ブラケット一側足場の設置基準

労働安全衛生規則第570条、571条ではブラケット一側足場の設置基準を以下のように定めています。

 

・足場の脚部には足場の滑動または沈下を防止するため、ベース金具を用い、且つ、敷板、敷角等を用い根がらみを設ける等の措置を講ずる

 

・建地の設置間隔は1.85m以下、布の上下感覚は1.8m以下とする

 

・建地が2本確保できる場合は前踏み・後踏みを問わず、間隔は桁間1.85m、はり間1.5m以下とする

 

・地上第一の布は2m以下の位置に設ける

 

・高さが15mを超える場合、建地の最高部から測って15mより下の部分は建地を2本組とする

 

 

二側足場か一側足場かの判断は敷地のスペースによる

二側足場を設置するか、一側足場にするかどうかは、二側足場を設置できないくらいの狭いスペースであるかどうかという観点で判断します。

 

経費などを判断基準にすることは認められていません。

敷地の状態や確保できるスペースからどのように足場を組むか、しっかりと計画を立てることが大切です。

 

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