枠組足場の設置ルール 主枠高さ・枠の間隔・壁つなぎ間隔
足場を安全に使用するために、労働安全衛生法や関連する政令・省令ではさまざまなルールが設けられており、それにしたがって足場の設置をする必要があります。
ここでは、枠組足場の主枠の高さや枠の間隔など、枠組足場の設置のルールについて解説します。
労働安全衛生法とは
労働安全衛生法(安衛法)とは
労働安全衛生法は1972年(昭和47年)に労働基準法第5章から分離・独立して制定されました。
労働者の「安全と健康の確保」「職場環境の形成・促進」を目的としており、足場で作業をされる方は内容を押さえておかなければならない重要な法律です。
労働安全衛生法施行令・労働安全衛生規則との関係性
労働安全衛生法は「法律」、労働安全衛生法施行令は「政令」、労働安全衛生規則は「省令」にあたります。
「法律」である労働安全衛生法の規定内容を実行に移すために細かなルールを規定したのが「政令」である労働安全衛生法施行令であり、「政令」をさらに内容を細かくしたものが「省令」としての労働安全衛生規則と考えて良いでしょう。
枠組足場は原則として45mを超えてはならない
枠組足場の高さは原則として45mを超えてはならないとされています。
45mは地上14~15階建ての建物に相当します。
45mを超える枠組足場の設置を検討する際には壁つなぎ、筋交、布板の有無、作業荷重、部材の自重、補強方法等を十分検討の上、荷重計算に基づき許容支持力以下で使用します。
枠組足場の設置ルール
枠組足場の壁つなぎの間隔は水平方向8m以下、垂直方向は9m以下で風荷重に対して許容支持力以下である必要があります。
さらに枠組足場の一段目の高さは2m以下でなければならず、高さ20m以上の枠組足場の場合、主枠の間隔は1.85m以下とし、主枠高さは2m以下としなければなりません。
手すりは高さ85cm以上の高さの手すりを設置しなければならず、建枠幅は1.2m以下と定められています。
「枠組足場の設置ルール」
・高さは原則として45mまで
・壁つなぎは水平方向8m以下、垂直方向9m以下ごとに設置
・手すりは84cm以上
・建枠幅は1.2m以下
・高さ20m以上の場合主枠の間隔は1.85m以下、主枠高さは2m以下
安全のため基準を守った設置を行いましょう
足場は安全性を確保する為、労働安全衛生規則等で細かなルールが設けられています。
作業員が安全に作業を行うためにも法令等を遵守し、ルールを守って設置することが大切です。
また、作業に従事する人は足場設置のルールを熟知し、ルールに則って作業を行うようにしましょう。
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