知っておきたい枠組足場の寸法・インチ・メーター規格
枠組足場の寸法にはインチ規格とメーター規格の2種類が存在します。
規格の違う足場は一緒に使うことはできませんが、長さが数㎝程度しか違わないため、一見しただけでは見分けにくいので注意が必要です。
そこで、枠組足場の寸法の2種類の規格についてご紹介します。
枠組足場の定義
枠組足場とは鋼鉄を門型に溶接した建枠にジャッキベース、昇降階段、交差筋交、手すり、仮設通路などの足場部材を組み合わせて使用する、組み上げ型の仮設足場のことを指します。
資材の強度が強く、耐久性に優れていることや、高層建築で使用することが前提になっていることなどから、14階~15階建てに相当する地上45mまでの足場を構成することができます。
枠組足場の規格が2種類ある理由
枠組足場にはインチ規格とメーター規格の2つの寸法がありますが、「こんなややこしい寸法がなぜ2種類存在しているんだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは枠組足場がアメリカから日本にやってきたことにより、その後2種類の規格が存在する要因となっています。
枠組足場は1952年に米国から輸入されました。
輸入された当時は米国で一般的に使われていたインチ規格を採用していました。
ところが、インチに馴染みのない日本人にとっては足場のサイズを測りにくいという理由からメーター規格の足場が登場しました。
現在は枠組足場を取り扱っている多くのレンタル会社、販売会社ではインチ規格を採用しており、インチ規格の枠組足場がスタンダードとなっています。
しかし、キリの良い数字や物流コストの面などからメーター規格を採用している会社もあります。
枠組足場のインチ規格とメーター規格のサイズ
枠組足場のサイズを見分ける際はどのようなサイズがあるのかを覚えておくと便利です。
枠組足場は部材が多いため、全てを覚えるのは大変かと思いますので、主に取り扱っている部材から徐々に覚えていくと良いでしょう。
枠組足場の規格を覚えておきましょう
枠組足場インチ規格とメーター規格は一緒に使うことができません。
長さもぱっと見では分かりにくいため、よく使う部材はサイズを覚えて明確に使い分けられるようにしておきましょう。
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