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足場の積載基準はどこで決まる?積載荷重表示の義務とは

足場を設置する際に確認する必要があるのが足場の「最大積載荷重」です。

足場の積載荷重は表示義務があり、定められた算出方法で算出し、表示することが義務付けられています。

この記事では、足場の積載基準や積載荷重について解説します。

 

足場の積載荷重表示は義務付けられている

足場を設置したら足場の積載荷重の表示が必要です。

足場の積載荷重は安衛法第562条に定められています。

 

足場の積載荷重は布板により決まります。

 

足場の許容積載荷重と最大積載荷重の違い

「積載荷重」とは、建築物の床に加わる人や物などの荷重のことで、時間的・空間的に変動する可能性がある鉛直方向の重さのことです。

足場の積載荷重とは、作業者、資材、工具等を作業床に積載した際に生じる鉛直荷重のことを指します。

 

足場の許容積載荷重とは、布板1枚あたりが耐えられる限界の荷重のことです。

一方で、最大積載荷重は、布板を組み合わせた状態で、各スパンごとに耐えられる荷重のことを指します。

 

つまり、許容積載荷重と最大積載荷重の違いは、部材単体(布板1枚)なのか、スパン(足場の支柱間の布板の合計)なのかの違いとなります。

 

足場の現場では労働者の安全を確保するために法令を守る義務がある

足場をはじめとした建設現場では労働者の安全を確保するために法令で作業のルールが定められています。

中でも労働安全衛生規則は労働者の安全と健康を確保し、快適な環境を作り出すために厚生労働省が発行した省令で、たびたび改正され、近年では平成21年に改正されています。

 

新しいルールでは足場から飛来、落下物による災害防止の設備の設置義務、足場の点検義務などが盛り込まれています。

足場の作業現場では管理者だけでなく、作業員全員が最新の法令を確認のうえ、法律に基づいて作業を行う義務があります。

 

作業員の安全を確保するために積載荷重の基準を知っておく

労働安全衛生規則に足場の積載荷重の表示が義務付けられており、最大積載荷重は足場の種類によって基準が異なります。
それぞれの足場の積載荷重の基準を確認しておき、正しく計算し足場の組み立てを行う必要があります。

 

足場の現場では労働者が安心して働けるよう、安全で衛生的な環境づくりを進めることが大切です。

積載荷重をはじめとした足場の構造に関するルールはもちろんのこと、長時間労働や職場の人間関係が労働災害の原因とならないよう、法令に基づき基本事項を守ることが大切です。

 

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