建設現場に欠かせない足場は、資格持つ足場職人が組み立てています。
足場設置の安全性はもちろん、スピードも要求され、足場職人は高い技術を求められます。
では、足場職人の仕事内容は具体的にどのようなものなのでしょうか。
今回は、足場職人の仕事内容、将来性などについて解説します。
足場職人の仕事内容
足場職人の主な仕事は足場の組み立てと解体です。
それ以外に現地調査をもとに足場図面を作成し、図面から必要な部材を拾い出して現場に搬入する仕事もあります。
現場に合わせて適切な足場を計画することも足場職人の重要な仕事です。
作業当日は朝、部材を載せたトラックで現場に行き、組立てを行います。
一般的な一軒家であれば2~3人で1日がかりで足場を設置します。
足場の仕事はきつい?
足場の仕事は体力と集中力が必要です。
重い足場部材を持ち、高所作業を行うため、一瞬の気の緩みが事故につながります。
肉体労働ですので、体力面、集中力という面ではきつさがあります。
また、足場職人は足場を安全に設置するため、繊細さが要求されます。
少しでもいつもと違うことがあったり、変だと感じたことがあれば都度上司に確認するコミュニケーション能力も必要です。
足場職人のキャリアアップ
足場職人は定年まで現場の職人として活躍する方も少なくありませんが、体力面の衰えもあるため、資格を取得して職長など管理の仕事を目指す方もいます。
建設現場を指揮監督する職長は、現場の安全管理や工程管理、品質管理、環境管理、職人の育成や健康、人間関係の管理などが主な仕事です。
責任は大きいですがやりがいもあるので、足場職人から職長を目指すと良いでしょう。
職長になるためには現場での実務経験はもちろん、「足場の組み立て等作業主任者」「職長・安全衛生責任者教育」などの資格を取得しておく必要があります。
足場職人は未経験からでもスタートできる
足場職人の仕事内容やキャリアアップについて解説しました。
足場職人は未経験でも求人を行っている企業も多く、経験がなくても見習いからスタートできます。
足場組立ての補助から始まり、1人前の職人として働きながら資格を取得して職長などのポジションを任されるようになります。
会社が資格取得をサポートしてくれるケースも多く、安心して知識と技術を磨いていけるのが足場会社の大きな魅力です。
足場は建設現場にはなくてはならないものです。
とび職の花形とも言える足場職人に興味がある方は、一度足場会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。